【3331】こちら雑貨屋ブルドッグ研究所

5年連続赤字、3331雑貨屋ブルドッグ の真実を追う

H27年第1四半期決算を考える。

先週の1/14に雑貨屋ブルドッグ1Q決算が発表されました。
この決算短信をどのように受け止めれば良いのか、私なりに考えてみたいと思います。
雑貨屋ブルドッグH27業績売上高進捗1Q



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発表当日のチャートは、好決算?という思惑が働いたのか、
ものすごい出来高とともに高騰!(そして着地笑)
20150114チャート

しかし蓋を開けてみれば・・・私個人的には非常に残念な決算でした。




では個別の内容について見ていきましょう。



【損益計算書】

①売上高874百万円
・・・私個人として達成最低ラインと考えていた10億円を大きく割り込みました。

下記は店舗数が比較的安定していたH24年度の雑貨屋ブルドッグ四半期別売上高推移です。
【参考】 H23年8月末:223店 ⇒ H24年8月末:219店
3331ブルドッグ四半期別売上高(H24)
(出典:有価証券報告書より作成/赤字は通期に占める割合)

第1四半期の売上高871百万円を、23.3%で割り戻してやれば、
通期の売上予測がザクッとできるわけですが、
上記シュミレーションを行うと

871 ÷ 0,233 =3,738百万円

年間の会社予測6,316百万円と大きく乖離があり、
この水準が今後も続くとすれば非常に危険ということが分かります。


しかし唯一明るい材料なのは
1店舗当たりの売上高が回復基調にあるということ。

具体的には

通期予想売上3,738百万円を店舗数57 (2015/1/19現在)で割ると約6,600万円/年
H25年の1店舗あたりの売上高が約4,400万円/年


より
旧経営陣時代の1.5倍のパフォーマンスを発揮しているということになります。

このペースで売上の伸長が続けば、期待が持てそうです。




②売上総利益285百万円
・・・売上原価:589 / 売上高:874 = 原価比率67.4%は、今まで50%前後だった水準よりも上昇しています。

単純に考えれば仕入商品の価格上昇ということになりますが、
ブルドッグ事業やザナード事業で頻繁に半額セールを実施していることから、
値引販売による売上単価の減少が原価率を引き上げていると私は考えています。
武蔵村山店@2014冬_8
出典:ザナード ウインターセール(2015/1/3~)


③営業損失△425
・・・売上総利益はプラスになっていますが、
販売費及び一般管理費711百万円が大きな負担となり、約4億円のマイナスとなってしまいました。
つまり本業で稼ぎ切れていない状況です。


この販管費の内訳がきになるところ。
1Q決算では明記されていませんが、過去の通年版に記載があります。

ということでH25-26の内訳 & H27_1Q実績を元に今季H27年の予想を算出してみました。
(表)販売費及び一般管理費の内訳推移と予想
(出典:各年有報から作成/クリックすると拡大します)


また、主要費目に集約して分かりやすく比率ベースにしたものが下記グラフです。
(グラフ)販売費及び一般管理費の内訳比推移と予想
(出典:各年有報から作成/クリックすると拡大します)


店舗数を197⇒60まで絞り込んだ効果が通年で発揮される事により、
”賃借料”・”水道光熱費”が大幅に削減できる一方、

”給料及び手当”は店舗数に比例して削減するわけにはいきませんので
削減幅は小さくなり、結果販管費全体に占める割合が約5割に上昇しています。



では”給料及び手当”が多いのかというと、

・これまで無理なワンオペで運営しており人出が不足していた
・本社社員 H25年40人⇒H26年19人へスリム化


していることから、多すぎるわけではないと私は考えています。

噂では交通費支給も抑えられているらしいですから、
ほんとギリギリ切り詰めている状況なのでしょう。
これ以上の削減はモチベーションに関わりますから下げる余地はないでしょう。



上記により、1Qの販売管理費711百万円はギリギリ切り詰めた結果数値であると思います。







【貸借対照表】
現金が2,521百万円⇒1,831百万円と約7億円も減少しています。
販売管理費も約7億ですが、この運転資金に消えたのでしょうか?


純資産も1,613百万円⇒1,156百万円と約4.6億のマイナス。
このままのペースだと今期8月決算を迎える頃には、自己資本がゼロになってしまう勢いです。
これはさすがに心配になってきた・・・。








【1.当四半期決算に関する定性的情報】
(1)経営成績に関する説明

当社は、主力であるブルドッグ事業を中心に販売価格帯を調整し、顧客数の増加を図ってまいりましたが、消費支出の想定以上の冷え込みの影響により、大幅な売上増加にはいたりませんでした。
引き続き、各事業の販売強化を実施していくとともに、一層の経費削減を推進してまいります。



想定以上という言葉が重要なキーワードです。
アクサスもまさかこんなに数値が悪くなるとは思っていなかったという事を、
この言葉が物語っていると思います。


(3)業績予想などの将来予測情報に関する説明

業績予想につきましては、平成26年10月15日付、「平成26年8月期決算短信」で公表いたしました第2四半期累計期間および通期の業績予想から変更はありません。
なお、当社の売上高は、クリスマス・年末年始を迎える第2四半期会計期間に需要が高まるため、通常、第2四半期会計期間の売上高が他の四半期会計期間における売上高に比べて高くなる傾向にあります。



季節の需要変動があり、第2四半期に売上が伸長するため、
業績の修正はないとのことですが、
売上高の項目でシュミレーションしたように、
現状の力ですと通期の業績は37億円。

会社予想の63億円と大きく乖離しており、挽回は難しいと思われますので、
近日中に修正が発表されると予想します。


3.継続企業の前提に関する重要事象等
むしろつかなかったのが不思議なくらいです。








【ミンチの考察】
・費用の削減の余地はほとんどなく、赤字の止血のためには売上の伸長しかない。


①方法1:店舗数の増加
 ・新規出店を大量にしない限りは売上の業績予想を達成することは困難か?しかし現在の乏しい手元現金事情からは難しい。

②方法2:1店舗あたりの売上拡大
 ・幸いにも1店舗あたりの売上高は回復基調にある。地道にお店の認知度向上・リピーター獲得に注力していけば光が見える。

③方法3:原価率の改善
 ・セール販売以外での広告宣伝方法はないのか?原価率が改善すれば赤字幅も減らせる。





以上、私の主観に基づいた感想でした。
みなさんのご感想お待ちしております◎
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[ 2015/01/20 01:04 ] IR発表資料を読む | TB(-) | コメント(25)
従業員を切るしかないでしょうな。
会社の無理な要求にも耐え、理不尽な配置転換も我慢してくれた社員を非情に
切ることが出来るかどうか?切らなければ潰れますから、やむをえない選択です。

経営失敗であることを素直に認め、久岡社長も役員から退くことで落とし前をつけるしかないでしょう。

本社人員は19人にスリム化しているとされていますが、アクサスからの出向を含めた人員なんでしょうか?出向を含めていなければスリム化されてませんし、出向を含めて19人なら業務の引継ぎが出来ていないでしょう。後者なら、業務管理は酷い状況で店舗経営などまともに出来ていないと思われます。
[ 2015/01/20 10:15 ] [ 編集 ]
第2四半期の決算では売り上げが高い傾向とは言っても店舗が足りないので、業務提携前よりも低くなるのでは?
在庫処分したとはいえ、約300店舗の売り上げを60店舗でたたき出すのは難しいですね。
[ 2015/01/20 12:27 ] [ 編集 ]
ちなみに、過去の傾向から見ると第一四半期の5倍の売上が限界で、おそらく4.5倍ぐらいで着地。
8.73×4.5=39億円になりますね。40億の売上も達成できないですが、第四半期頃に下方修正するんでしょう。63億予想で40億しか売上が達成できないという事は、本当に何にも考えてないって事です。

39億の売上で、原価率6割とすると、販売管理費は16億までしか使えず、したがって、営業赤字にならないためには四半期毎では4億円までしか使えないという事になります。通期4億の赤字で済ますためには毎期5億に留めないといけません。それが7億も使われており、人件費を半分にして広告費等を絞り、節約に節約を重ねないと・・・

力を入れた第一四半期ですらこの業績ですから、厳しいですな・・・

[ 2015/01/20 12:51 ] [ 編集 ]
給与はもっと削減されますよね?加えてもっとリストラが行われる可能性があるのでは?
ただでさえギリギリの人員体制でしたから、これ以上は店舗運営ができない。
ならばアルバイト店長制度の拡大ですね。
せこいですがバイトに社員以上の責任を背負ってもらうしかない。
[ 2015/01/20 12:58 ] [ 編集 ]
配置転換したものの、人余りは解消されず。
もともと、店舗ごとに正社員の店長一人とアルバイトという体制でようやく利益が出ていたので、リストラするしかないのですな。今は、正社員が多すぎるのが問題なんですね。

給料をこれ以上下げるのは、難しいですな。最低限度の所で経営していたので、店舗を閉鎖すれば、従業員を切るしかないのです。経営の失敗のモデルケースになりそうなほど、思いっきり失敗しています。やはり、社長の能力というのは、転換点にある企業では重要なんですね。

一年で30から50店舗の閉鎖に留めておけば、リストラではなく多少は自然減に近い形で減らせたでしょうし、在庫の処分はもっと上手にやれたでしょう。閉鎖店舗の商品をあらかじめ他店に入れつつ、セールは超短期に留めて閉鎖するというのを繰り返すのが一番負担が少なくなります。閉鎖を決めた店舗のセールを商品がほとんど無いのに長期間やってたのも失敗の一つ。
[ 2015/01/20 15:49 ] [ 編集 ]
TOBか増資
平成26年11月28日のIRを読んでらっしゃらないのか?
経営コンサルに1.5億
アクサスからブルに8.5億の商品を売っています。

アクサスからブルへの販売利益は不透明ですが
アクサス社の売れ残ったキッチン用品がブル店舗で大量にならんでは
閉店セールでなげうっていました。

そうです。アクサス社の不良在庫をブルがひきとって
閉店セールで換金化するスキームではないですか?

これだけで年3億以上は流れているでしょう。

本社も大阪になってその家賃はどこに流れているのでしょうかね?

基本、ブルを買収した金はブルの現金でやっているだけ。
そして株価を下げたところでTOBか増資。
その金もブルから吸収した金で出来るんではないですか?

ぎりぎりまで、現金を吸収して会社の価値をゼロにして
(でも組織はぎりぎりのところで残す)
TOBか増資で買いたたいて支配力を強める。

株主代表訴訟に発展しなければいいですけどね。

PS:とはいうものの、直近のアクサスの決算がよくないし、
金が無いのが不思議なところなんです。
もしかしたら、ほんとに経営がうまくいかないだけなのかもしれませんけどね。


[ 2015/01/20 21:24 ] [ 編集 ]
レスです
★ジョージ研究員

売上・販管費のシュミレーションありがとうございます。
ギリギリの待遇で踏ん張ってこられた従業員の方々をリストラというシナリオは、個人的には極力避けたいシナリオです。
2Qの結果により今後の舵取りが大きく変わることになるでしょう。

出向者16名はどのようにカウントされているのか??ですが、全員が本社ではなく、店舗に派遣されてるケースもあるのでは?(アクサス系店舗など)。従業員数(正社員)の水準ですが、有価証券報告書(H26のP18−19)によると
2014年8月末の従業員(正社員)
総計204名
内訳
 本社19人
 渋谷事務所1人
店舗111人
 その他73人
出典:http://cdn.ullet.com/edinet/pdf/S1003JSB.pdf  のP18−19


現在の店舗数が57店舗ですので1店舗あたり1.95 →およそ2人
2人いればなんとか回りそうです。
気になるのはその他73人。この方達はいったいどこに属しているのだろう・・・?


ちなみにアクサスの従業員数は563名(パート・アルバイトを含む)
出典:マイナビ2015 http://job.mynavi.jp/15/pc/search/corp88386/outline.html
パート・アルバイト数を含んでいるため単純比較はできませんが・・・



★ストライカー研究員
アクサス本体でみると、1店舗あたりの年間売上高は4億円以上。
このノウハウが純粋にブルドッグに水平展開されれば、現有店舗でも達成は可能な水準になります。
参考記事:http://3331bulldog.blog.fc2.com/blog-entry-7.html

悪しきアルバイト店長制度の復活は避けてほしいですね。過去それで失敗したわけですから同じことを繰り返すのは本末転倒です。




★TH研究員
下記資料の件ですよね。
http://www.z-bulldog.co.jp/cms/pdf/ir/2014/20141128-1.pdf
存じてはいますが、数値の裏側については追求できていないのが現状です。

”アクサス社の売れ残ったキッチン用品がブル店舗で大量にならんでは
閉店セールでなげうっていました。”
→なるほど、そう言われてみれば、確かに店舗調査時に一部ブルドッグらしからぬ商品があったような気もします。
TH研究員も店舗調査実施されているのですか?株主の方??


”本社も大阪になってその家賃はどこに流れているのでしょうかね? ”
→アクサス本社の所有物ですので家賃はアクサス側に入っていますね。家賃水準が相場を超えているのかどうかは、現状では判断できませんが・・・


”PS:とはいうものの、直近のアクサスの決算がよくないし、
金が無いのが不思議なところなんです。 ”
→直近の決算の出典はどこでしょうか?私も知りたいです。
H24年以前のものはあるんですけども・・・。
http://www.z-bulldog.co.jp/cms/pdf/ir/2013/20130415-4.pdf
[ 2015/01/21 02:18 ] [ 編集 ]
やはり、背任行為だったのかな?
売れ残った商品を引き取らせ、自分のところの経営を改善。ブルドッグは捨石にして、株の購入代金を回収するというスキームか?10億ぐらいなら簡単に流出させられたはずだし、最終的にどうするかは見もの。

30%しか買わなかったのも、支配権を奪って、社外流出させる目的なら合理的。ただ、このままだと本当に倒産してしまうので、最終的に悪事がばれるのではないかと思いますけどね。
[ 2015/01/21 02:42 ] [ 編集 ]
その他73人というのが、アクサス店舗の支援に回ってるのかな?

取引状況を見ると、アクサスからブルドッグには支払いが無いようですから、その他73人というのが一体何をやってるのか興味が尽きません。
[ 2015/01/21 03:06 ] [ 編集 ]
今も店舗に1人しか正社員がいないのかな?
あとは正社員からバイトに下げられて残ったとか?
2名以上社員を配置するとは思えない。
[ 2015/01/21 16:25 ] [ 編集 ]
レスです
ジョージ研究員

直近のアクサスの決算が悪いと
TH研究員からの情報(出典は不明ですが・・・)
この情報を正とすれば、かならずしも吸い取っているとはいえないのでは?

73人が所属するその他ですが、表下部の注意書きをよく読むと
”7.その他には、浜松市浜北区で賃借しています物流センター及び全社共通のサーバー・ネットワーク機器等が含まれております。”
と記載あり。

ハマキョウレックスに売却した旧本社ビルは物流センターとして機能していますが、そこの人員のこと??
もしくは上記に該当しない方?(店舗を巡回しているエリアマネージャー??)



ストライカー研究員
前述したように有価証券報告書のデータでは、現在1店舗あたりの正社員数:平均2名です。
ストライカー研究員のお勤めの頃は1店舗1社員だったのですか??1人だけですとプレッシャーが強くなりそうですね。
[ 2015/01/21 23:39 ] [ 編集 ]
前は社員が一人だけでしたね。また時間帯や坪数によっては、スタッフが一人だけで回す1・1体制がありましたね。おかし過ぎて逆に素晴らしい人員体制でしたね。
社員が数名いることに関しては良い改善だと思います。
[ 2015/01/22 07:26 ] [ 編集 ]
官報ですよ。
[ 2015/01/22 09:18 ] [ 編集 ]
アクサスの官報の数値を見ますと、
流動資産 6380百万 流動負債 7773百万
固定資産 6178百万 固定負債 3109百万
            自己資本 1662百万

あれ?ブルドッグで発表してた数値よりもずいぶん少ないな・・・15億ぐらい自己資本が減ってる。
ブルの有価証券を減価してるのかなぁ。非上場企業のBSは適当に作ってることが多いから何ともいえないけど。ブルドッグに寄生してもこの業績というのは、随分まずいんじゃないのかな?少なくとも、2-3億は業績がプラスされてると思うんだが。
[ 2015/01/22 12:41 ] [ 編集 ]
ブルドッグの連結100億円以上の自己資本が、今や11億しか残っていません。90億以上の赤字を1年半で出したのです。企業規模に比べて赤字割合が多すぎて不自然だなと思っていましたが、アクサスの方を助けていたとすれば、説明が付きます。

アクサスの方で利益が出ていないのは、不良在庫の押し付けで説明が付きます。アクサスの方も不良在庫で一杯だったとすれば、損失回避をしたという事にはなるでしょう。

ブルドッグの赤字のうち、一応理解できるのは23年8月期の赤字だけです。これは仕方が無かったと思います。しかし、24年8月の単体48億、連結60億の赤字は会社規模・在庫規模を考慮しても、ちょっと多すぎる。そして、キャッシュが急激に減っているのも24年度です。

アクサスとの取引が8億5000万ぐらいあり、新規仕入れ商品を投売りすることは考えにくい。にもかかわらず、ブルのほうでは粗利益がほぼゼロになっており、新規商品の投売りが行われているように見えます。投売りする動機があるとすれば、不良在庫の押し付けでしょう。

現金と自己資本に余裕があったブルドッグが財布にされたことに加え、本当に業績が悪化した部分があり、ここまで酷い状況に陥ったのかもしれません。
[ 2015/01/22 17:23 ] [ 編集 ]
上の訂正 23年→2013年、24年→2014年
[ 2015/01/22 17:25 ] [ 編集 ]
レスです
ストライカー研究員
1店舗1社員ですと休みの日も休まった気がしませんね。責任取れる人が自分しかいない、となるとだんだん追い詰められてきます。1・1体制は、短期的には良いかもしれませんが、中長期的には愚策でしたね。社員は2名以上は良い改善と現場経験者の意見が得られ安心しました。ベストは3人かな?3人寄れば文殊の知恵的な。


TH研究員
情報ありがとうございます。なんで官報検索サービスに引っかからないのかと考えていたら、ソースをよくよく見ると官報ではなく、日本経済新聞の公告のようです。H24年3月以前は官報だったみたいですね。

営業利益は確かに低いですね。販管費の内訳が知りたいところ。非上場会社ですので、わざと経費を増やして節税している??



ジョージ研究員
”アクサスの方で利益が出ていないのは、不良在庫の押し付けで説明が付きます。”
→ブルドッグのアクサス系店舗の商品を見ると決して不良在庫ではないんですよ。アクサス本体の店舗とほぼ同じラインアップ。8億5000万円の仕入商品がほぼ不良在庫と断じてしまうのは無理があるように思います。


”アクサスとの取引が8億5000万ぐらいあり、新規仕入れ商品を投売りすることは考えにくい。にもかかわらず、ブルのほうでは粗利益がほぼゼロになっており、”
→原価率は67%ですよね。これで粗利益ほぼゼロというのは??太字の文
[ 2015/01/23 06:38 ] [ 編集 ]
昨年度の事です。昨年度は売上60億ちょっとに対し、粗利がわずか7000万です。

当年度はさすがに違うでしょう。
あと、不良在庫をブルドッグ系の店舗に入れたんじゃないでしょうか?

一店舗仕入れは完全に空っぽの状態の新規店で、大体当初3000万、追加的に3000万ぐらいでアクサスから仕入れる一応合理的理由がある在庫はせいぜい3-4億だと思います。そもそも、経営指導料で億単位の金を払ってんだし、仕入れ先は多くが商社みたいな所でしょうから、さらにアクサスが取引介在して利益を吸い上げるのは、商慣習的にもおかしいと思います。
[ 2015/01/23 09:50 ] [ 編集 ]
なるほどなるほど
アクサス系の店舗数から合理的な在庫を算出する視点面白いですね。


過去記事:アクサス系店舗の現パフォーマンスをみる
http://3331bulldog.blog.fc2.com/blog-entry-15.html
では、通年ベースに換算すると、H26年度は3店舗稼働していたことになります。

初期仕入3000万円×3店舗×在庫回転3回?=2.7億円 くらいですかね。


ただ書いてて気づいたのが、ザナードも中身がほとんどアクサス系なんですよね。
2014年8/25 時点で11店舗ですから、3000万円×11店舗×在庫回転2回?=6.6億円となり

アクサス系と合わせると
9.3億円

支配株主に関する事項記載金額に近くなるんですよ。
http://www.z-bulldog.co.jp/cms/pdf/ir/2014/20141128-1.pdf
[ 2015/01/24 08:07 ] [ 編集 ]

ザナードは、当期までセールしてこなかったと思うのですが、そうするとザナードの仕入れは新規の仕入れに限られます。ところで、ザナードの売上は5億前後じゃなかったかな?とすれば、原価率60%で3億の仕入れに留まります。原価率が50%なら2.5億の仕入れです。

また、あえてアクサスを通すなら、もうちょっと情報公開が必要でしょうね。ブルの在庫で問題があったのは、多くが商研が中国に発注して生産していたゴミのような商品ですし、商社経由なら直接取引できます。

ちなみに、ブルの場合、在庫回転率は3回も行きません。1回も行かなかったんじゃないかな?
[ 2015/01/24 13:00 ] [ 編集 ]
Re: タイトルなし
ジョージ研究員

たしかにザナードの売上はH26年度売上高は4.7億ですね。
参考:http://3331bulldog.blog.fc2.com/blog-entry-15.html


アクサスからの仕入商品の原価率は公開すべきでしょうね。
なぜ開示しないのでしょう?


ブルドッグの回転率が低かった、前回記事でも明らかにしましたが
http://3331bulldog.blog.fc2.com/blog-entry-34.html

アクサス系店舗については現地調査に行った感覚ですと非常によいと感じました。3-4回ぐらいは行っていると思います。
[ 2015/01/26 20:28 ] [ 編集 ]
3回転は難しいんじゃないかな?2回転ぐらいでしょう。

今の在庫が15億。売上40億で原価率60%だと、1.5回転。原価率75%で2回転。
回転率を上げるだけなら、安売りもありだけどそれじゃぁマクドナルドみたいな斜陽産業です。
ブルの強みはゴミのような商品を高く売り付ける能力にあるので、もっと
面白い商品を取り揃えて高く売りつけないといけませんね。


[ 2015/01/26 20:59 ] [ 編集 ]
決算がいい結果にならないのをある程度予測していたのかな?
某掲示板で叩かれるのを予測し、訴状を起こすつもりだろうね。
恐らく以前の削除されたスレの書き込んだ人全員に情報開示請求を郵送してるよ。
[ 2015/01/26 21:18 ] [ 編集 ]
実に下らない連中だな。

上場企業を経営するという事は、多くの投資家の多額の資金を預かっているわけで、財務状況などについては当然批判にさらされるものだ。それが嫌なら、上場企業に関わらなければ良い。

アクサスが来る前には、微妙赤字で良好財務の会社を1年ちょっとでほぼ再起不能な状況に追い込んでいるから、投資家から疑問の声が出るのは当たり前。

それに、掲示板に本気になるのは、ちょっとおかしい連中が多いんだよね。
[ 2015/01/26 21:56 ] [ 編集 ]
レスです
主義論の場は新しい記事の方に移っちゃいましたが、レスです。


ジョージ研究員
ブルドッグ事業・ザナード事業・アクサス系店舗
様々な業態の中で、ブルドッグ事業の回転率はまだまだなのかもしれません。
ただやはりアクサス系の店舗は回転率はいいと思います。全体に占める割合が少ないため、業績上明確に出ていませんが・・・


ストライカー研究員
訴状を起こしてアクサスは何を得するんですかね??批判の封じ込め?
[ 2015/01/27 23:02 ] [ 編集 ]
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ピーターミンチ

Author:ピーターミンチ
ピーターリンチ・本多静六に憧れる個人投資家です。
大学時代、みなが使っていた雑貨屋ブルドッグ。
そのブルドッグが実は上場企業で、ズタボロの状態になっていた事に興味を持ち、株主に。実地調査を織り交ぜながら研究します。

2014/12/05
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