昨日(12/3)はものすごい相場でした。
昼休憩に株価を見たら169円!なんじゃこりゃー!
さすがに午後は仕事が手に付きませんでしたワン・・・。
ミンチも人の子です。不覚。
この乱高下する相場においては、自分なりの基準を持っておく事が重要かと思います。
でないと目先の株価に振り回されて相場に喰われてしまいますから。
私の評価基準については
こちらのカテゴリに一部まとめておりますのでご参考ください。
さて本題の件ですが、
先日の記事にて、
不動産界の有名人、
須田忠雄氏

が
293千株(2.86%)も購入されていることを発見しましたが、
今回は須田氏がなぜ大赤字の雑貨屋ブルドッグ株を大量に集めたのか、
その思考を読み解きたいと思います。
http://3331bulldog.blog.fc2.com/blog-entry-28.html大株主,須田忠雄氏の思考を読む
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というわけで、私はこの発見をした際に、まず須田氏の著書を購入しました。


やはり文章には何かしらその人のクセや思想・思考パターンがにじみ出ると考えたからです。
上記本は2004年に発売された古い書籍ですが、数ある氏の著書の中でも古本で
4円!と安かったのでセレクトしました。笑 Amazonすごい。
というわけで読み込んで私の琴線に触れたセンテンス引用しながらタラタラ書き連ねていきます。

p18
私が常に戦略の中核に置く「逆張り」の発想がこの項目を見つけさせたのです。他人とは逆の目に張る逆張りです。
人と同じに行動していては人並みにしかならない。1つの賭けではありますが、私にはすべて根拠のある逆張りでした。
中古不動産に進出する背景の事を述べられていますが、須田氏が逆張りを行うにあたっては何かしらの根拠があることが前提となるようです。
p28
では何を基準にすればよいのでしょうか?~中略~
収益還元法です。それを基準にする以外ありません。そのように考えないと、大失敗します。
収益還元法。株の世界でいうとPER・配当を基準とした株価評価ということでしょうか。
p39
これからは利用価値が判断基準になります。所有するだけでは何の価値もない時代に入っているのです。
その土地にどれほどの利用価値があるのか、その不動産からどれほどの収益が期待できるか、という考え方で不動産投資を選択しなければなりません。
収益還元法での土地評価です。
その土地からどれだけの収益を上げられるか、ということ以外に土地の評価はありません。
完全にそういう時代になったのです。
ここでもやはり収益還元法がでてきます。
頻出するキーワードは要チェックです。
p46
あくまで、実際に必要だから、使う予定があるから、ということで購入を考えなくてはなりません。買っておけばそのうち値上がりしそうだなどというのは愚の骨頂です。実際に使う不動産に限るべきです。
その時ほんとうに必要なものを、これこれの値段、と指値で買いなさいと申し上げたい。
買う時は指値です。
なんとなく額面だけ見て安そうだから買うのではダメで、何かしら自分の基準を持つ事が大事であると私は解釈しました。
p71
私の経営手法を一言で言えば、逆張りの田舎経営です。
逆張りは前にも触れましたが、勝負事において勝ち残るセオリーの一つです。
みんなが右を向いて走るときに、いや違う、正解は左にあると決めて、
そちらに進路を取っていく戦略です。
再び逆張りです。これも頻出キーワード。
p72-73
株の世界で「人の行く裏に道あり花の山」といわれるのは、他のみんなとは違った行動をして成功するための格言です。~中略~
振り返ってみると、私自身の半生がいわば逆張り人生だったといえます。
私は群馬県桐生市で生まれ育ち、地元の高校を出たあと、一時サラリーマンをしましたが、退職しました。サラリーマンはどうしてもみんなと同じ事をしなくてはなりません。
どこかへそ曲がりなところがあるのかもしれませんが。「同じ事をする」ということが私には我慢なりませんでした。それでサラリーマン生活におさらばしたのでした。
私が「よし」と納得することがいちばん重要であり、自分の納得したことに対しては信念を持って取り組んできたのです。
須田氏の人生=逆張りだったことが良くわかる背景が記載されています。
須田氏はへそ曲がりなんですね。私も同じ人種なので非常に共感します。
いかがでしょう?
対象テーマとしては不動産と株で全く分野が異なりますが
なぜ須田氏が雑貨屋ブルドッグの株を大量購入したのかなんとなく見えてきませんか?
ちなみに私は、
頻出キーワード
”逆張り” & ”収益還元法”から
雑貨屋ブルドッグの黒字化 & 今後の収益の成長率に可能性を感じて
誰も手をつけたがらない安値圏で仕込んでおこうというのが
須田氏の購入理由ではないかと考えています。
ちなみに須田氏が購入された時期は、大株主の名簿掲載時期から推測するに、2014年3月~8月ですので
その時期の株価130~200円の間で取得されたのだと思います。(おそらく5月に大きく下がった時かな?)

読者のみなさんはどのように解釈されますか??コメント欄での活発な意見交換希望です。
という訳で、秋は終わりつつありますが、読書は面白いですよ!という記事でした◎
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UU数/PV数
2014年
10月 96 / 655
11月 1,025 / 5,909
12月 4,010 / 12,838
2015年
1月 3,948 / 16,299
2月 3,475 / 13,577
3月 4,024/ 14,449
4月 7,336/ 27,927
5月 13,111/ 28,947
6月 7,907/ 20,664
7月 6,182/ 17,149
8月 5,890/ 14,447
9月 4,549/ 11,257
10月 4,066/ 10,604
11月 4,068/ 10,416
12月 4,401/ 12,138
2016年
1月 4,284 / 12,379
2月 22,155 / 54,237
3月 5,724 / 11,698
4月 3,340 / 6,706
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内山・投資ファンドの20%が市場で出てくる可能性があり、需給的には厳しい。須田氏が全部吸収してくれれば良いけど・・・
また、資産価値から見ると、適正価格はもうちょっと安いところでしょう。